白内障とは？
眼の疾患でよく知られているのに、白内障がありますね。
でも、どんな疾患なのか、知っている人は少ないでしょう。
白内障は、目の水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、
物がかすんだり、ぼやけて見えたりします。
ただ、詳しい原因はまだ解明されていません。
高齢化に伴い、水晶体の細胞同士の接着力が弱まったり、
水分の通りが悪くなったりすることが原因では、とも言われています。
高齢化以外、先天性によるもの、糖尿病などの代謝性、外傷性、赤外線などの有害光線によるもの、
なども挙げられています。
若者に発生する、アトピー性白内障というものもあります。
アトピー性皮膚炎や、目を掻きすぎることが原因という説がありますが、
これも原因はまだはっきりしません。
白内障は45歳以上の中年に多く見られ、年を重ねるにつれ、割合が増加する傾向があります。
特に80歳以上の高齢者になると、ほとんどが何らかの形で白内障の症状を引き起こしています。
ただ、進行の速さには個人差があり、また、必ず視力の低下をもたらすものでもありません。