老人性白内障の治療法

白内障でも、やはり老人性の白内障が一番多いものです。
お年寄りで、眼の瞳が白くなっている人を良く見ますね。
眼球の透明な蛋白質が、老化や紫外線などの外界の誘発因子により、
蛋白分子が大きくなり、水に溶ける性質を失って濁ってくるわけです。



ただ、白内障のはっきりした原因はまだ解明されていません。
最近、ビタミンCの摂取量が多いと、老人性白内障になる率が低くなる、
という調査結果も出されたりしていますが、まだ、はっきりとした因果関係は
明らかになっていないようです。

老人性白内障の場合、早期のうちに適切な対処を行うことが大切です。
薬剤治療としては、水晶体のにごりを遅らせるための点眼薬や内服薬が用いられたりします。



にごりが進行して視カが低下し、日常生活に支障をきたすまでになると、手術で水晶体を摘出します。
現在、日本では、一年間に約20万人の人が老人性白内障の手術を受けています。
手術後は、眼鏡か、コンタクトレンズを使用するか、または、眼内レンズともいわれる
人工水晶体を挿入することで、視カを回復することができます。


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